行政広報は漫画(マンガ)で伝わる?分かりにくい理由と改善事例を解説
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行政広報は漫画(マンガ)で伝わる?分かりにくい理由と改善事例を解説
行政広報は、漫画を使うことで「読まれる」「伝わる」ものに変えられます。正直なところ、制度や手続きの案内は、正確さを優先するあまり文字が多く硬くなり、肝心の住民に届かないことが少なくありません。「広報紙に載せたのに知らなかった」という声は、どの自治体でも起こりがちです。私たちマンガコミットジャパンは、漫画家として培ったストーリーテリングの力で、難しい行政情報を住民目線でかみ砕くご支援をしています。実績100件以上・登録作家90名以上・業界13年以上の経験から、なぜ行政広報に漫画が有効なのか、進めるうえでの注意点は何かを、現場の事例とあわせて率直にお伝えします。
📖 この記事の目次
【この記事で押さえてほしいこと】
- 行政広報が届かないのは内容ではなく「読み始めてもらえない見せ方」が原因です
- 漫画は登場人物に住民を重ねられ、自分に関係ある制度だと気づいてもらえます
- 正確性を損なわないため、監修・確認の体制を最初に組むことが成功の条件です
まず結論からお伝えします
- 一言で言うと、行政広報は「正確に書く」だけでなく「読み始めてもらう」工夫が要ります。
- 最も重要なのは、住民が「これは自分の話だ」と感じる入口をつくることです。
- 迷っているなら、いちばん問い合わせが多い手続きを1つ、漫画にして反応を見るのがおすすめです。
行政広報が伝わりにくい理由
正確さを優先すると硬くなる
正直なところ、行政広報が伝わりにくいのは、担当者の努力不足ではありません。むしろ逆で、正確さや公平性を守ろうとするほど、文章は条件や例外の説明で埋まり、硬く長くなっていきます。ある自治体のご担当者は「間違いがあってはいけないので、つい全部書いてしまう」とおっしゃっていました。その結果、住民は最初の数行で「難しそう」と感じ、読むのをやめてしまう。せっかく大切な制度を案内しても、入口で離脱されてしまうのです。正確であることと、読み始めてもらえることは、まったく別の課題だと私たちは考えています。
「自分に関係ある」と気づかれない
よくあるのが、対象者が「これは自分のことだ」と気づけないケースです。給付金や健診、各種手続きの案内は、見出しが制度名そのものだと、当事者でも素通りしてしまいます。ある市の子育て支援制度では、広報紙に載せても申請率が伸び悩んでいました。ところが「こんなとき、この制度が使えます」と、子育て中の親を主人公にした漫画にしたところ、「自分も対象だったと初めて知った」という声が窓口で増えたそうです。制度名ではなく、住民の生活シーンから入る。これが届くかどうかの分かれ目になります。
世代や言語の壁がある
ケースによりますが、行政広報は読み手の幅が非常に広いのが特徴です。高齢の方、外国にルーツのある方、文章を読むのが得意でない方、小さな子どもを抱えて落ち着いて読む時間がない方——同じ文字資料では、どうしても取りこぼしが出ます。民間の広告なら「ターゲット層に届けばよい」のですが、行政広報は「全員に届ける」ことが求められる点が、特有の難しさです。漫画は絵と短い言葉で流れを示せるため、文字情報だけよりも幅広い層に届きやすくなります。あわせて、絵があることで「難しそう」「自分には関係なさそう」という心理的な壁が下がり、まず手に取ってもらえる。ある自治体では、同じ内容を文字とイラストで併載したところ、住民アンケートで「漫画のほうが分かりやすかった」という回答が大多数を占めたそうです。この入口のハードルを下げる効果は、誰一人取り残さないことが求められる行政広報において、とても大きいと感じています。
漫画で行政広報を改善する進め方
住民の生活シーンから入る構成にする
私たちが行政広報の漫画を作るとき、まず制度の説明ではなく「住民が困っている場面」から始めます。たとえば「子どもの医療費、どうにかならないかな」とつぶやく親の一コマから入り、そこに制度がつながっていく流れです。そうすると、読み手は自分の生活と重ね、「あ、これ私のことだ」と感じて自然に読み進めてくれます。制度名から入る従来の案内とは、最初の一行の入りやすさがまるで違います。SNS広告漫画と同じく4〜8スライド程度の短い構成が、広報紙やWeb、SNSのどの媒体でも扱いやすく、制作期間は4〜6週間が目安です。短いからこそ最後まで読まれ、伝えたいことが確実に残ります。
正確性を守る監修・確認の体制を組む
実は、行政広報でいちばん大切なのが、この確認体制です。漫画でかみ砕くと、どうしても表現が柔らかくなり、制度の条件が省略されていないか、誤解を招かないかを丁寧に詰める必要があります。たとえば「誰でも使えます」と書きたくなる場面でも、実際には所得や年齢の条件があるなら、そこを誤解なく示さなければなりません。私たちは制作の段階で担当部署の確認フローを組み込み、表現の分かりやすさと内容の正確さを両立させます。具体的には、構成段階・ネーム段階・作画段階の各タイミングで確認をいただき、後戻りを最小限にします。「分かりやすくしたら、かえって誤解された」という事態こそ行政広報で最も避けたいことなので、確認回数を見込んだ余裕あるスケジュールで進めるのがおすすめです。急がば回れで、この体制づくりが結果的に手戻りを減らし、安心して公開できる仕上がりにつながります。
媒体に合わせて展開する
あるお客様の自治体では、作った漫画を広報紙だけでなく、窓口の掲示やSNS、Webにも展開しました。「同じ内容を何度も別々に作っていたのが、1本で済むようになった」とご担当者は喜んでいらっしゃいました。それまでは媒体ごとに文章を作り直していたため、表現がばらつき、住民から「どれが正しいの」と問い合わせが来ることもあったそうです。一本化したことで、その手間も混乱もなくなったといいます。最初は半信半疑だった上司も、SNSでの拡散と窓口での反応を見て「これは続けよう」と方針が変わったそうです。一度きちんと作った漫画は、媒体をまたいで繰り返し使え、来年度以降の同じ案内にも流用できます。これが、限られた予算と人員で動く行政広報のコスト面でも大きな利点になると私たちは考えています。
よくいただくご質問
Q1. 行政の硬い内容でも漫画にできますか?
A1. できます。むしろ硬い内容ほど、住民目線でかみ砕く漫画の効果が出ます。正確性は確認体制で担保します。
Q2. 内容に誤りがあっては困ります。確認はできますか?
A2. はい。制作工程に担当部署の監修・確認フローを組み込みます。表現の分かりやすさと正確さを両立させます。
Q3. 制作期間はどのくらいですか?
A3. 4〜8スライド程度なら4〜6週間が目安です。確認回数が多い場合は余裕をもったスケジュールをご提案します。
Q4. 広報紙以外にも使えますか?
A4. 使えます。WebやSNS、窓口掲示など、複数媒体への展開を前提に設計できます。利用範囲は契約で明記します。
Q5. 高齢者や外国籍の方にも伝わりますか?
A5. 絵と短い言葉で流れを示せるため、文字だけより幅広い層に届きやすくなります。多言語展開のご相談も可能です。
Q6. 費用の目安はどのくらいですか?
A6. 用途とボリュームで変わります。当社は相場より20〜30%OFFの水準で、修正込みの総額でお示しします。
Q7. 効果はどう測ればよいですか?
A7. 申請率や問い合わせ件数、SNSの反応で測れます。導入前後で比較できる設計をご提案します。
Q8. まず1つの手続きから試せますか?
A8. はい。問い合わせの多い手続きを1つ選んで試す形をおすすめしています。負担の少ない範囲から始められます。
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マンガコミットジャパンについて
この記事は、漫画マーケティング・広告漫画・ブランディング支援の専門知識と、13年以上にわたる漫画業界での経験をもとに執筆しています。マンガコミットジャパンは、単に漫画を制作する会社ではありません。漫画家として培ったストーリーテリング力を活かし、「良い商品なのに伝わっていない」「サービスの魅力が伝わらない」といった企業の課題を解決するための支援を行っています。私たちの考え方や、なぜ漫画を活用したマーケティング支援を行っているのかについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
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まとめ
- 行政広報が届かないのは内容の問題ではなく「読み始めてもらえない見せ方」が原因
- 制度名ではなく住民の生活シーンから入ると、自分ごととして受け取ってもらえる
- 正確性を守るため、監修・確認の体制を最初の段階で組むことが成功の条件
- 一度きちんと作れば、広報紙・Web・SNS・窓口と媒体をまたいで繰り返し使える
「広報紙に載せても伝わらない」と感じている案内があれば、まずは問い合わせの多い手続き1つから、私たちと一緒に見直してみませんか。すべてを漫画にする必要はありません。図解や文章のほうが向く箇所はその旨も正直にお伝えします。正確さを守りながら、誰一人取り残さずに届ける方法を、御社の状況に合わせてご提案しますので、どうぞ気軽にお声がけください。